銀色に輝く鉄色の「安田瓦」をボクが紹介します。 | |
ボクの祖先は聖徳太子と同世代なんだヨ! 」 はるか遠い昔の聖徳太子の時代(飛鳥時代)、日本で初めて建てられたお寺が飛鳥寺です。そのお寺を造るときに使われた瓦が日本で最初の瓦でした。安田瓦の起源は江戸時代の後期。越前の瓦職人がこの地に辿り着き、良質の粘土を発見したことに始まります。 |
|
「雨にも風にも雪にも暑さにもボクは負けない! 」 新潟の冬の豪雪の凄さはよく知られています。日本海を越えてくる冷たい季節風が大量の雨と雪を運んで来るからです。また梅雨時のジメジメや夏の暑さも厳しく、そんな新潟の家を昔から守ってきたのが安田瓦です。 |
|
「色々あるけどやっぱりボクの色が一番だネ!」 安田瓦独特の銀色に輝く鉄色は、長い歳月と不屈の職人魂によって育まれてきました。長い炎のトンネルで極限まで焼き締められた結果、いつまでも輝きを失わない風格のある美しい鉄色瓦が生まれたのです。現在では様々な建物の色にあわせやすい、赤い瓦も作られています。 |
|
「ボクは安田に生まれ、強く逞しく育てられたんだヨ!」 安田瓦は安田の最良の土と極限の焼きの技術が、他の瓦をはるかに上回る吸水率3〜5%の耐水性を実現。他の屋根材と比べても断熱性・耐寒性・遮音性・耐圧性・防火性・耐久性などほとんどの数値で上回っています。 |
|
「ボクは健康だからお医者さんには行かなくていいんだ! 」 最近、新築される家の条件として、丈夫で長持ち、しかも維持管理が楽な家が求められています。厳しい気象条件の新潟でも安田瓦はメンテナンスや補修の必要がほとんどなく、100年以上の耐久性を誇っています。 |
|
「ボクが“地震に弱い”というのは根も葉もないウワサ話! 」 “瓦屋根は地震に弱い”という根拠のないウワサが流れたこともありますが、現在建築されている瓦屋根の木造建築は、しっかりした耐震構造で造られておりそんな心配は全くありません。更に、安田瓦は並べて敷くものではなく、屋根屋さんが技術を持ってしっかり葺くものですので安心なのです。 |
|
「ボクの兄貴は悪霊に負けない強くて優しい「鬼瓦」! 」 木造建築の大棟や降り棟の端(大屋根の端)を飾る鬼瓦は、飛鳥時代には鬼の面ではなく、蓮華文を飾っていました。悪霊を追い払う邪鬼をあらわした鬼瓦が作られるようになったのは奈良時代からで、各地で建てられた国分寺とともに全国に広がっていきました。 |
|
<まとめ> ◎「そして何よりも大切なのはボクたちの良さをしっかり引き出してくれる屋根屋さん! 屋根屋さんのお仕事とボクたちの良さが合わさることで、丈夫で長持ちの家ができるんだよ。」 |